@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

(シネ・ファッションを盗め!)映画にみるマフラー使いアレ☆コレ★

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何気なく観ていたあの映画のシーンには、おしゃれなヒントがいっぱい隠されています。

第1弾なので、映画の内容の良し悪しよりも、私が数多くの映画を観てきた中で、

特に 映画にみるマフラー使いアレ☆コレ★に大注目!

印象に残った4作をターゲットにご紹介!!


『ポンヌフの恋人』(1991年・フランス映画)

[おススメ度・★★★ ]
監督/レオス・カラックス  
主演/ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラバン

【 こ ん な 映 画 】
この映画は、かなり賛否両論の鬼才です。好きか嫌いかと問われれば、私は好きな映画です。内容は『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』に続くアレックス3部作。会社も倒産し、撮影も何度か止ったという、ポンヌフ橋のセットにかかったその巨額の制作費は約30億円と言われています。そのおかげがあって、革命200年祭を祝うシーンの花火が次々に打たれていく、その美しさは他の追随を許さないと言われています。
始まりは、なんとなく汚れたシーンが続くせいか「うわ~ッ、汚い!」という印象です。目つきの悪い浮浪者風の男アレックス(ドニ・ラバン)や、そこに通りかかった女ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)は片目を黒い眼帯で覆い、汚れた顔にボサボサの髪の毛・・・。
さらに、治らない目の病気に絶望したミッシェルが元の恋人を追いかけて、そして裏切られたと知るやピストルで彼の眼を打ち抜くシーンは絶対に子供の前では見せられないくらい恐ろしさを感じさせます。その後、傷つき果ててアレックスの元へ戻ったミシェルの2人が橋の上で踊るシーンは素晴らしい!! そして、当時ラジオでおすぎさんがべたほめした映画です。 
美しい見どころは、駅の改札を走り抜けるアレックス、地下鉄の構内に響くチェロの音、水面を切る石、収容所シーンの生々しさ、ビノシュのポスターの燃えるシーン・・・数々のシーンが芸術性を帯びて、印象的な作品です。さらに付け加えると、主演のジュリエット・ビノシュの演技力が抜群でスッピン顔の美しさが印象に残りました。個人的感想で言えば、映画オタクの間では、この映画の「ハッピーエンド」に不満を持っている人が多いみたいなのですが、私はアレはアレで正解だったと思いますよ。賛否両論あれど、とにかく、当時おすぎさん絶賛の素晴らしい映画には間違いありません。

【この人のこのマフラー使いに大注目!!】
★「白のマフラー使い」の見本なら、この映画のミシェル役の”ジュリエット・ビノシュ”。小さめのマフラーもコートも真っ白で本当、雪の街に溶け込んでしまいそうです。



『メリーポピンズ』(1964年・ディズニー映画)

[おススメ度・★★ ]
監督/ロバート・スティーブンソン  
主演/ジェリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク

【 こ ん な 映 画 】
ディズニーのアニメ映画は、基本はミュージカルです。そのアニメの楽しさ、美しさを生かしつつ、映画ならではのミュージカルを作り上げた作品です。メリーポピンズはジュリー・アンドリュース以外は考えられないだろうな・・。
私はこの映画を残念ながらビデオでしか観たことがないので、その印象で書きます。
メリーポピンズは、良家の子供の乳母として採用されます。乳母に応募して集まった黒いコートの婦人達が風に吹き飛ばされる様子がなんだかコミカルで面白いのですが、ミュージカルらしい踊るシーンは、もっぱらディック・ヴァン・ダイクにお任せって感じです。
人間とアニメの合成という斬新さは言うまでもないのですが、これは想像力を使いファンタジーの世界に素直に飛び込むことの楽しさを教えてくれる映画だとは思います。

【この人のこのマフラー使いに大注目!!】
★もちろん、メリーポピンズ役の”ジェリー・アンドリュ―ス”の真っ黒の帽子とオーバーに「オレンジ×ピンクの混じったようなモへアマフラー」は意外性のある楽しい組み合わせです。



ホーム・アローン』(1991年・アメリカ映画)[

おススメ度・★★ ]
監督/クリス・コロンバス
主演/マコーレー・カルキン/ジョー・ぺシ/ダニエル・スターン/ジョン・ハード

【 こ ん な 映 画 】
ある一家が総出でパリに行くことになった。ところが息子のケビン(マコーレー・カルキン)だけは、出発のどさくさで、独り屋敷に取り残されてしまう。初めての一人暮らしに浮き立つケビン。そんなおり、留守だと思いこんだ2人組の泥棒が屋敷を狙っいにやって来る。ケビンは家を守るため、泥棒撃退作戦に出る・・・。
マコーレー・カルキン坊やを一躍人気者にしたドロボー撃退ムービーとして大有名なので、私がアレコレ感想をいうのも、今更なんですが、とにかくケビン役のマコーレー・カルキン坊やの行動が痛快で面白くて笑える映画です。

【この人のこのマフラー使いに大注目!!】
もちろん、ケビン役の”マコーレ・カルキン”君の「無造作に長ーく結んでごらんのマフラー」。走る時にヒラヒラ~となびくよ❤ 子供だから、アノ長さが可愛いのだ!!



『さよなら魔法使い』(1988年・イギリス・アメリカ)

[おススメ度・★★ ]
監督/ジェニー・ポーウェーン
主演/ルーカス・ハース、リー・トンプソン

【 こ ん な 映 画 】
第2次世界大戦のさ中のアメリカ。ロサンゼルスに住む12歳のウェンドル(ルーカス・ハース)は自分の世界に閉じこもり、心を開こうとしない少年で、母は彼のこの性格を心配しつつ世を去り、彼の父の出征にも涙ひとつこぼさなかった。1人残された少年は、田舎の親戚のもとの預けられ、様々な出来事を経て、かつて頑な12歳の少年が心の成長を遂げて少年は素直な心で、帰還した父を迎えるまでを描いた映画です。

【この人のこのマフラー使いに大注目!!】
★ウェンドル役の”ルーカス・ハース”の「マフラー使いは上級生」です。中でもコレはオススメなのは、オーバーの襟の中に、くるくるっと巻いて結び目を真後ろに小さく出すアクセント!!

 

文/Arika

イラスト/風鱗