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@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

映画「櫻の園」

櫻の園【HDリマスター版】 [DVD]

櫻の園【HDリマスター版】 [DVD]

毎年創立記念日にチェーホフの「櫻の園」を上演する女子高演劇部を舞台に、それに携わる少女たちの開演までの2時間の出来事を描く。

吉田秋生原作の同名漫画の映画化で、脚本は「ノーライフキング」のじんのひろあきが執筆。監督は「猫のように」の中原俊。撮影は「君は僕をスキになる」の藤沢順一がそれぞれ担当。

 

■Story

郊外にある私立櫻華学園高校演劇部では毎春、創立記念日にチェーホフの舞台劇「櫻の園」を上演することが伝統となっていた。そんな開幕2時間前の早朝、小間使いのドゥニャーシャ役の部長・由布子がパーマをかけた髪でやって来た。普段はまじめな由布子の変化に演劇部員たちは驚くが、そんな時、若い従僕ヤーシャ役の紀子が他校の生徒とタバコを吸って補導されたというニュースが部員の間に駆けめぐる。それによって上演中止にまで発展しかけたが、顧問の里美先生のけんめいな説得によってなんとか丸く納まった。男役として人気の知世子は、今年は女主人ラネフスカヤを演じることになっていたが、初めての女役に自信を持てない知世子を、由布子は優しく励まし、そんな二人の間に友情をこえる感情が芽生えていた。そして、二人の姿を偶然物かげから見てしまう紀子も由布子に好意を持っていた。こうして開幕は近付いてきた。舞台裏での緊張感の中で紀子がふっと「志水さん、今日は誕生日でしょう?」と由布子に言う。やがて少女たちの間で小さな声で歌われるハッピーバースデーと共に、開幕のベルは鳴るのだった。

 

感想

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4月といえば「」。

そして新学期の季節なので、今月はこの作品を選んでみました。

 

なんだろう? この嬉しいような恥ずかしいような懐かしくも、くすごったさは…。

吉田秋生の原作を映画化にするにあたり劇場公開の映画館に観に行った。

平日の昼間だというのに場内はほぼ満席だったのも驚いたけど、最初に書いたような、思い出すのが照れくさいような懐かしくもくすぐったさが実に気持ちよいのも驚いた。

登場人物は女子高校劇場部の生徒たち。学校の設立記念日には必ず上演するチェーホフ櫻の園』が、今年はもしかしたら中止になるかもしれない、と、本番の日の朝から上演開始直前までの少女たちの心の揺らぎをそのまま画面に映し出した映画である。

私も女子高だったけど、想い出すのは女の子たちのさざめき、ざわめき、ときめきだけだ。

今、ひとまわりふたまわりも年齢の離れた女の子たちを見ていてふっと思う。

あの、まぶしいくすぐったさは本当に私のものだったのだろうか?

私も彼女たちと同じ少女だったのだろうか?、って…。

うん。DVDで再確認して思い出した! 

私も確かに彼女たちのうちの一人だった…。

きっとたくさんの人がそう感じると思う。

この映画の見どころは、生徒たちのあまりにも自然な演技と、2,3人の小グループに分かれた生徒たちが思い思いに会話している様を長回しのまま切り取っていく中原監督の演出が冴え渡ってるてんだ!!

機会があれば1度は男の人にも是非観てほしい作品でもある。

Arika的お勧め度:★★★

 

スタッフ

 

監督 中原俊
脚本 じんのひろあき
原作 吉田秋生
企画 成田尚哉
製作 岡田裕
プロデューサー 笹岡幸三郎
撮影 藤沢順一
美術 稲垣尚夫
音楽 熊本マリ
録音 林大輔
照明 金沢正夫
編集 冨田功
助監督 富樫森
スチール 竹内健二
提携 日本テレビ

 

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キャスト

志水由布子 中島ひろ子
杉山紀子 つみきみほ
倉田知世子 白島靖代
城丸香織 宮澤美保
久保田麻紀 梶原阿貴
大町真由美 三野輪有紀
平井和代 白石美樹
戸田麗子 後藤宙美
河合喜美子 いせり恵
井上志摩子 金剛寺美樹
中野敦子 菅原香世
藤城千晶 永田美妙
木村環 丸山昌子
松本圭子 古川りか
三島一子 西村雪絵
神奈川潮美 永椎あゆみ
高田真理子 佐藤友紀
西加奈子 浅沼順子
堀口さゆり 山田純世
高野久美 白戸智恵子
田代有美 阿部千種
佐野留美子 大原麻琴
櫻華女子学園生徒 森沢なつ子
櫻華女子学園生徒 西山友紀子
櫻華女子学園生徒 植竹よしみ
知世子ファンの2年生 伊藤礼奈
知世子ファンの2年生 森典子
知世子ファンの2年生 広野美保子
島田祐介 三上祐一
中野綾子 橘ゆかり
坂口 上田耕一
里美先生 岡本舞
中村先生 南原宏治