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@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

映画「ガッチャマン」を観てきました。

 

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1972年に放映を開始し、爆発的な人気を獲得した伝説のTVアニメーション科学忍者隊ガッチャマン』を実写化。過酷な訓練を積んだ5人のエージェントが地球征服を目論む謎の組織ギャラクターに立ち向かう。松坂桃李が主演するほか、綾野剛剛力彩芽濱田龍臣鈴木亮平が出演。映画『カイジ』シリーズを手がけた佐藤東弥が監督を務める。

 

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実写版ガッチャマンを観てきました。

印象は、アニメを一様は軸にしてるものの、まったく別モノのガッチャマンでした。

70年代に放映されたアニメ「ガッチャマン」は、小林亜星作曲の熱い主題歌や科学忍法「火の鳥」などスタイリッシュな見せ場、クールなキャラクターといった魅力で人気を博しました。特徴的なのは、当時の子供向けアニメとしては珍しく社会問題を扱ったりと意欲的な作風だったこと。

子供向きアニメだからと馬鹿にせず、真摯に作品(脚本)の質を高めようとの気概がそこにはある。だからこそ長い年月にさらされても、高く評価されているわけです。

ところがこの実写版は、いささか挑発的な態度で原作ファンに戦いを挑んでいます。

CGとSFXは「さすが金かけてんなー」と思えるほど見事にのめりこめました。

旬な俳優が揃った訳だけど、本当に旬だから集められたような面々で悪くありません。

製作側も、これだけCGやSFXや豪華共演ならヒット間違いナシ!…のはずのに観客は素直に楽しめないのが残念!

その最大の理由は、ひとえに世界を守る戦いなのに緊迫感がまるで無い事です。

そして、矛盾が大量にあり説明不足、そしてご都合主義の脚本。

何でしょう、あの、戦い終わってのおちゃらけた恋バナは?

健もジョーも昔の女に未練タラタラ、ジュンは健に片思い。ここは高校の教室か!と…。

ヒーロー映画なので、一応世界は救った形だが、私欲で行動、任務と恋愛を混同、健のヒーローらしかぬアブナイ台詞も含め、こいつらに世界を守って欲しくない!!

 この脚本と演出では、頑張っている役者さんやCG班、音楽を含めた音響のひと達が可哀相に思えます。

 何より私がこの映画にいいたいことは、君たちが雇われている理由は、人類を救う仕事をするためのはずだ、仲間内のゴタゴタは後回しにしてさっさと困っている人を助けにいってくれ、 地球を救いにいってくれ、につきる!! 
そして南部博士よ、目の前でもめている彼ら従業員を頼むから大人としてちゃんと叱ってくれと思った!!

 同時上映の「おはよう忍者隊〜」は劇場版でも変わらぬ下らない話にププッと面白かった(笑)

あと、「続編作りたい」感満々みたいですが、次回作は脚本で何が言いたかったの?、CGで何を見せたかったの?、そもそも、ガッチャマンの世界観のどこをpick UPして描きたかったの? そして何より『世界を守る戦い』という基本的ガッチャマンの軸はブレず大幅に脚本と演出をテコ入れしてアメコミ風のカッコイイ映画にしてほしいと思います。

 

Gatchaman 2013年8月24日公開 全国東宝系 2013年/日本/カラー/113分/配給:東宝
 
原作:竜の子プロダクション 
監督:佐藤東弥 
脚本:渡辺雄介 
スタントコーディネーター:小池達朗 
キャラクターデザイン:荒牧伸志(『APPLESEED』監督) VFX:白組 
キャスト:松坂桃李 綾野剛 剛力彩芽 濱田龍臣 鈴木亮平 光石研