シネ★ファッションを盗め！（映画『秘密の花園』 車椅子の少年・コリン編）

何気なく観ていたあの映画のシーンには、おしゃれのヒントがたくさん隠されている。

そのヒントを盗んじゃおうという『シネ★ファッションを盗め！』

今回のターゲットは、主人公メアリーと屋敷の病弱な坊ちゃまコリンの”クラシック！な仕立て屋さんのにおいがするコート＆ニットの美しさ！”を盗め！

そして、私が選んだ、これぞクラシック・コート＆ニットの映画は『　秘　密　の　花　園　』。

『　秘密の花園　』（１９９３年）[おススメ度・★★★]
監督／アニエシュカ・ホランド
主演／ケイト・メイバリー、ヘイドン・プラウズ、アンドリュー・ノット、マギー・スミス、ローラ・クロスリー、ジョン・リンチ
【　こ　ん　な　映　画　】
「小公子」「小公女」の著書で知られるフランシス・ホジソン・バーネットが、児童文学の域を超えて大人まで夢中にさせた「秘密の花園」がフランシス・Ｆ・コッポラの総指揮のもと、ついに完全映画化。

映画『秘密の花園』は、１９０６年のインド＿＿。幸福で美しいレノックス夫婦とは反対に、友達もなく、笑うことさえない１０歳の少女メアリー（ケイト・メイバリー）は、生まれてこのかた、人から愛情を受けたことがなかった。そんなある夜、インド全域を大地震が襲う。それは両親の命を奪うほどの惨劇に。一瞬にして孤児になったメアリーはイギリスに住む伯父のクレイヴン伯爵の屋敷に引き取られる。クレイヴン家は彼女にとって不思議な所だった。ある日、１０年前に亡くなったという伯爵の妻の写真を見つける。その写真はメアリーの母とそっくり。そして、１０年間、誰も入ったことのない”秘密の花園”を開く鍵も。両親を失くして暗陰に覆われた屋敷に引き取られた孤独な少女メアリーが、荒れ果てた花園をかつての美しい姿によみがえらせ、屋敷の主人や病気の少年に周囲の人々と共に生きる喜びを取り戻して奇跡を起こすというファンタジー映画です。

監督は『僕を愛したふたつの国　ヨーロッパ・ヨーロッパ』のアニエシュカ・ホランド。女流監督らしいこめ細かな演出や幻想的な音楽は、母親不在のこの物語のお母さんみたいな存在で、遠くから見守っている優しさを感じます。

主演は米英両国で行われたオーデションで選ばれた３人の子役たち。
イギリスのテレビドラマに出演していたケイト・メイバリー。
イギリス劇団に所属し舞台やテレビで活躍していたアンドリュー・ノット。
まったく演技の経験がなかったヘイドン・プラウズ。

【　この人のこのコート＆ニットに大注目！！】
★車椅子の少年コリンの「マント」の襟が帽子とお揃い！！
マントの襟が帽子とお揃い（左端の車椅子に乗っているイラスト）で別珍を使っています[※帽子はキャップにつばが着いたみたいな可愛いキャスケット！]。

★少年コリンがマントを脱ぐと「昔、茶系の色」はアウトドアの色だった！！
車椅子の少年コリンがマントを脱ぐと、きれいなベージュのコーディネイト（※立っている少年のイラスト）に成っていました。薄茶のフラノのベストとジョッパーパンツにベージュのシャツ。靴はイギリスのアンティークによくあるタンの革にベージュの麻みたいな素材を組み合わせたチェッカーブーツ。

★少年コリンのたっぷりギャザーの「　袖　口　」に注目！！
とてもたっぷりとギャザーのとれたシャツの袖がなんとも優雅。高級感を漂わせています。


私が『秘密の花園』のこの服を選んだ理由　
❤少年の服装は全体的に、きれいなベージュのコーディネイトの見本です。

前回の少女・メアリーのあえて崩す可愛らしさとは逆に、男の子の高級感漂うクラッシックな仕立ての良さの美しさ、着こなし方が可愛いし素敵だなと思いました。

男性が、オーダーメイドのスーツを形良くビシッと着こなしていると、「ドキッ！」としませんか？　

まずは、形を着崩すよりもＴＰＯに合った基本の着こなしが大切だと認識しました。

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