近年の話題作から誰もが知っている懐かしの名作まで、
原作と映画ともに魅力的な作品を、ブック&シネマラバーである二人が独自の目線でセレクトしました! \Arika/ \風うろこ/
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『わたしを離さないで』(わたしをはなさないで、原題:Never Let Me Go)は、2005年発表の
カズオ・イシグロによる長編小説。発売後ただちに《タイム》誌のオールタイムベスト100(1923~2005年発表の作品が対象)に選ばれる快挙を成し遂げただけでなく、《
ニューヨーク・タイムズ》《パプリッシャーズ・ウィークリ ー》《シアトル・タイムズ》《グローブ・アンド・メール》の主要紙誌においても2005年のベストブックの一冊に選定されたまた、
ヤングアダルトの読者に読ませたい成人図書に与えられるアレックス賞を受賞したほか、
ブッカー賞、全米批評家協会賞、コモンウェルス賞、BBCブッククラブ賞の最終候補にもなるなど、2005年に発売された英語圏の小説でもっとも話題になった一冊。
STORY 世間から隔絶された寄宿学校で、ある”特別な目的”のために生まれてきた3人の男女。幼い頃からともに過ごしてきたが、恋愛のもつれで離れ離れに。逃れられない運命の日が近づく頃、再会を果たしが…。はかなく切ない衝撃作。
実写映画化↓
『わたしを離さないで』(わたしをはなさないで、Never Let Me Go)は、2010年のイギリス映画。
カズオ・イシグロが2005年に発表した同名のSF小説を原作とするドラマ映画。
アレックス・ガーランドが脚本を執筆し、
マーク・ロマネクが監督、
キャリー・マリガン、
アンドリュー・ガーフィールド、
キーラ・ナイトレイが主演した。
2010年9月3日に第37回テルライド映画祭で初めて上映され、その後第35回
トロント国際映画祭、第54回ロンドン映画祭、第23回東京国際映画祭などで上映された。
【キャスト】
キャシー :
キャリー・マリガン トミー :
アンドリュー・ガーフィールド ルース
キーラ・ナイトレイ エミリー :
シャーロット・ランプリング ルーシー :サリー・ホーキンス
子供時代のキャシー :イゾベル・ミークル=スモール
子供時代のルース :エラ・パーネル
子供時代のトミー :チャーリー・ロウ
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生きることの残酷さが心に響きます。
命や愛について深く考えさせられる作品。イギリスの寄宿学校というノスタルジックな雰囲気にSF的な設定が加わり、映画でもそれが独特な世界を生み出しています。
楽しみ方としては、原作からではなく映画から観た方がお勧め。主演のキャリー・マリガンや、子役も皆うまく、物語の切なさがストレートに伝わります。