@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

「映画になった漫画」03…風の谷のナウシカ

Arika映画になったマンガ

マンガは絵があるだけに原作と映画の登場人物がどれだけ似ているのか比べてみるのがおもしろさのひとつ。

なかにはマンガをそのまま実写化したような完成度の高い作品も!

マンガならではのデフォルメされた表情が、映画でどう描かれるのかも見どころ。

近年の話題作から誰もが知っている懐かしの名作まで、

原作と映画ともに魅力的な作品を、ブック&シネマラバーである2人と、当ブログの百合男子・うさタク君の独自の目線で順次セレクト!




今回のレビュー担当は…


03
Arikaうさたくアイコン①いちおしまずは原作本から…
 風の谷のナウシカ/宮崎 駿(著)

風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判) 風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)
(1987/07)
宮崎 駿

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風の谷のナウシカ』は、宮崎駿による日本の漫画作品。アニメーション監督・演出家でもある同氏が、徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』誌上にて発表したSF・ファンタジー作品。

科学文明の崩壊後、異形の生態系に覆われた終末世界を舞台に、人と自然の歩むべき道を求める少女ナウシカの姿を描く。

アニメージュ』1982年2月号にて連載を開始し、映画制作などのため4度の中断期間を挟み、1994年3月号にて完結した。

1994年に第23回日本漫画家協会賞大賞、1995年、第26回星雲賞コミック部門を受賞。単行本の発行部数は累計1,200万部[2]。海外でも8か国語で翻訳・出版されている。

STORY
最終戦争が起こり、有毒ガスが充満する”腐海”の森に囲まれた世界。辺境の小国”風の谷”の族長の娘・ナウシカは愛する者を守るため戦うことを決意する。

 

アニメ映画化

風の谷のナウシカ [VHS] 風の谷のナウシカ [VHS]
(1997/09/19)
島本須美、納谷悟郎 他

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映画『風の谷のナウシカ』は、トップクラフト制作の日本のアニメーション映画。

1984年3月11日より東映洋画系で公開された。

宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作。『アニメージュ』に連載していた宮崎の同名漫画を原作とする。原作の単行本全7巻から見ると、序盤に当たる2巻目の途中まで連載された時点での作品であり、映画公開後に連載を再開した漫画とは内容が異なる(後述)。

アニメージュを発行する徳間書店と広告代理店の博報堂による製作委員会方式で映画化され、宮崎自身が監督・脚本を手がけた。高畑勲鈴木敏夫久石譲ら、のちのスタジオジブリ作品を支えるスタッフが顔を揃えている。

キャッチコピーは「少女の愛が奇跡を呼んだ」。

これは映画宣伝会社メイジャーの宣伝プロデューサー徳山雅也によるもの。


あらすじ
地球壊滅後の近未来を舞台に、“腐海”と呼ばれる毒の森に生きる人々の闘いを描く。文化論を躍動感溢れる娯楽作に昇華させた宮崎駿の手腕はさすが。また、鬱蒼とした腐海や数々の巨大な虫たちを具現化した美術も素晴らしい。海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日、虫に襲われた輸送飛行船が風の谷に墜落する。船内には、“火の七日間”と呼ばれる最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が積まれていた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し、風の谷の王妃ナウシカも陰謀渦巻く戦乱に巻き込まれてゆく。

【役柄/キャスト】
ナウシカ島本須美
アスベル /松田洋治
クシャナ榊原良子
ユパ/ 納谷悟朗
大ババ/ 京田尚子
クロトワ/ 家弓家正
ジル /辻村真人
ミト /永井一郎
ゴル/ 宮内幸平
ギックリ/ 八奈見乗児
ムズ/ 辻村真人
ニガ/ 矢田稔
ラステル/ 冨永みーな
ペジテ市長/ 寺田誠
ラステルの母/ 坪井章子
トエト/ 吉田理保子
少年 /坂本千夏TARAKO、鮎原久子
少女/ 菅谷政子貴家堂子吉田理保子
コマンド/ 水鳥鉄夫
トルメキア兵/ 野村信次大塚芳忠
ペジテ市民/ 中村武己島田敏
ペジテの少女/ 太田貴子


【スタッフ】
原作・脚本・監督:宮崎駿
作画監督小松原一男
美術監督中村光毅
原画 :金田伊功吉田忠勝、福田忠、丹内司鍋島修、賀川愛、なかむらたかし、小林一幸、高坂希太郎、羽根章悦、小原秀一庵野秀明小田部羊一、森村清史、才田俊次、高野登、池田淳子、渡部高志、富山正治、林貴則
原画補 :吉田正宏、大久保富彦
背景:木下和宏、吉崎正樹、海老沢一男、野崎俊郎、西村くに子/スタジオビック
ハーモニー処理 : 高屋法子
動画チェック :尾沢直志、平塚英雄
動画 : 飯田馬之介、篠原征子、二木真希子
特殊効果 ; 水田信子
色指定 :保田道世、鈴木福
仕上検査 : 荻原穂美
撮影 :白神孝始/首藤行朝、清水泰宏、今岡憲明、杉浦守
撮影協力 : 宮内征雄、平井昭夫、小林武男(高橋プロダクション)
編集 :木田伴子/金子尚樹、酒井正次
現像 :東映化学工業
演出助手 : 棚沢隆、片山一良
音楽 :久石譲
音響監督 : 斯波重治
録音演出 :斯波重治
音響制作 :オムニバスプロモーション
録音スタジオ : 新坂スタジオ
整音 :桑原邦男
効果 :大平紀義、佐藤一俊
制作担当 : 酒井澄
制作デスク : 鈴木重裕
制作進行 : 押切直之、神戸守、島崎奈々子
製作総指揮 : 徳間康快近藤道生
プロデューサー : 高畑勲
企画 :「風の谷のナウシカ」製作委員会 山下辰巳、奥本篤志、尾形英夫、森江宏
徳間書店: 和田豊、小原健治、鈴木敏夫、亀山修、大塚勤
博報堂: 佐藤孝、中谷健太郎、前川達也、宮崎至朗

制作 : 原徹、トップクラフト
製作 :徳間書店博報堂

♪シンボルテーマソング
風の谷のナウシカ」作詞 - 松本隆 / 作曲 - 細野晴臣 / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - 安田成美

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Arikaうさたくアイコン原作でより深まるナウシカの壮大な世界観!
原作・映画ともに宮崎駿の名を不動のものにした歴史的名作。優しくて強くて包容力がある、少女なのに母性すら感じさせるナウシカは僕にとっては生まれて初めて一目惚れしたアニメキャラという存在。

映画では、原作の2巻までのエピソードが入っているのですが、その先はまたさらに奥深いストーリー展開が待っているのです。映画を今一度見返してみて、その続きを原作でじっくり読むと、ナウシカの葛藤や愛情の深さをより感じられると思います。