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@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

「映画になった漫画」06…さくらん

Arika映画になったマンガ

マンガは絵があるだけに原作と映画の登場人物がどれだけ似ているのか比べてみるのがおもしろさのひとつ。

なかにはマンガをそのまま実写化したような完成度の高い作品も!

マンガならではのデフォルメされた表情が、映画でどう描かれるのかも見どころ。

近年の話題作から誰もが知っている懐かしの名作まで、

原作と映画ともに魅力的な作品を、ブック&シネマラバーである2人と、当ブログの百合男子・うさタク君の独自の目線で順次セレクト!




今回のレビュー担当は…


06
Arika報告書y0001おすすめまずは原作本から…
 さくらん/安野モモコ(著)

さくらん (イブニングKCDX (1829)) さくらん (イブニングKCDX (1829))
(2003/11/05)
安野 モヨコ

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さくらん』は、安野モヨコの漫画作品。

江戸・吉原で育ったきよ葉が、花魁になるまでの葛藤や苦涯、事件などの人生模様が描かれている。

講談社の雑誌『イブニング』に2001年9月号から2003年第7号まで不定期連載された。現在、単行本は講談社より第1巻まで発売されている。ストーリー展開としてはひとまず完結している状況である。2005年1月から『イブニング』で第二部の連載がスタートしたが、連載は現在停止状態である。

キャッチコピーは、てめぇの人生、てめぇで咲かす

STORY
吉原の玉菊屋に連れてこられた8歳の少女はきよ葉と名付けられ、高級花魁で気の強い粧ひに面倒を見られることに。何度も脱走を試みるきよ葉だが粧ひや玉菊屋の清次などに導かれ花魁になることを決意する。17歳になったきよ葉は持って生まれた美貌と気性の強さで一躍売れっ子となる。やがてきよ葉は、お客として来た青年・惣次郎と恋に落ちるが……。

 

 

実写映画化

さくらん [DVD] さくらん [DVD]
(2007/08/03)
土屋アンナ

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上記漫画を原作とした映画作品が蜷川実花監督のもと、2007年2月24日よりシネクイントをメイン館に首都圏関東公開、同年3月3日より全国150館拡大公開された。主演は『下妻物語』で注目を集めた土屋アンナ、助演は『亡国のイージス』で出演した安藤政信、脚本はタナダユキ、音楽監督は椎名林檎。PG12指定である。

第31回日本アカデミー賞で、優秀音楽賞を椎名林檎、優秀美術賞を岩城南海子が受賞した。

また、エキストラには原作者の安野モヨコとその夫の庵野秀明も出演している。

あらすじ
8歳で吉原遊郭の玉菊屋に連れて来られた少女・きよ葉は何度も脱走を図るがあえなく失敗。気位が高く、絶世の美しさと知性を兼ね備えた完璧な高級花魁(おいらん)・粧ひ(菅野美穂)は、そんなきよ葉に花魁(おいらん)としての生き方を教える。やがて17歳になったきよ葉(土屋アンナ)は、玉菊屋にやって来た青年・惣次郎(成宮寛貴)と恋に落ちるが……。


【役名/キャスト】
きよ葉(日暮)/土屋アンナ
きよ葉(幼少期)/小池彩夢
倉之助/椎名桔平
惣次郎/成宮寛貴
高尾/木村佳乃
粧ひ/菅野美穂
光信/永瀬正敏
若菊/美波
大工/山本浩司
坂口/遠藤憲一
しげじ/山口愛
お染/倉内沙莉
お蘭/小泉今日子
楼主/石橋蓮司
女将/夏木マリ
ご隠居/市川左團次(特別出演)
清次/安藤政信
桃花/蜷川みほ
揚羽/兵頭有紀
琴音/もたい陽子
空蝉/松下恵
昼顔/月船さらら
夕凪/藤森麻由
舞鶴/中村ゆり
つつじ/海老沢神菜
雪路/近野成美
白玉/杉林沙織
にほひ/吉田里琴
とめき/齋藤飛鳥
みやこ/矢口蒼依
遣手/星野晶子
吉造/野村貴志
小春/飯沢もも
明石/真中莉子
浮船/彩輝ゆう
若狭屋/影山英俊
粧ひの客/津田寛治
きよ葉の客/長塚圭史
床紅葉の客/SABU
日暮の客/丸山智己
花屋/小栗旬
俺達/会田誠、安藤武徳、庵野秀明忌野清志郎大森南朋、小川洋之、小山登美夫、ゴリ(ガレッジセール)、古厩智之村松利史
客/天田暦、飯塚俊太郎、井川哲也、大迫茂生、椎名泰三、芝崎昇、渋川清彦、清水伸、杉本凌士、清家栄一、田島俊弥、山田強


【スタッフ】
監督:蜷川実花
原作:安野モヨコ
脚本:タナダユキ
音楽:椎名林檎
エグセクティブ・プロデューサー:椎名保
チーフ・プロデューサー:豊島雅郎
プロデューサー:宇田充、藤田義則
アソシエイト・プロデューサー:谷島正之
ライン・プロデューサー:中林千賀子
撮影:石坂拓郎
照明:熊谷秀夫
美術:岩城南海
装飾:相田敏晴
スタイリスト:伊賀大介、杉山優子
生花デザイン:東信
アクションコーディネーター:カラサワイサオ
グラフィック・デザイン:タイクーングラフィックス
視覚効果:橋本満明
録音:松本昇和
編集:森下博
スクリプター:小泉篤美
制作担当:本藤雅浩
助監督:山本透
ライン・プロデューサー:中林千賀子
日本江戸文化スーパーバイザー:藤原千恵子、峰崎博次
三味線演奏:常磐津文字東久
振付・所作指導:花柳錦翠美
特別番組制作:タイムワープ
配給:アスミック・エース
製作:蜷川組「さくらん」フィルム・コミッティ(アスミック・エース、パルコ、講談社テレビ朝日朝日放送タワーレコードWOWOWメ〜テレ、シネマ・インヴェストメント、電通

♪主題歌
主題歌「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」 椎名林檎×SOIL&"PIMP"SESSIONS
エンディング「この世の限り」 椎名林檎×斎藤ネコ椎名純平


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Arika注目1h自分らしさを失わない強いヒロインが魅力
監督を務めた写真家・蜷川実花さんならではの色彩感覚と、安野モモコさんが描くきらびやか吉原の世界が相性抜群。映画では艶やかな衣装や美術も細かいところまで楽しめます。原作も映画も女性クリエーターの作品なので、これまでの”虐げられる吉原モノ”ではなく、不自由な遊郭の中でも自分らしく生きる強いヒロインになっているのが魅力的!

女郎たちの切ない恋模様としたたかな生きざまは、現代女性も共感できる。映画では、菅野美穂木村佳乃など脇を固める実力派女優の競演も見もの。