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@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

裸足のピクニック

裸足のピクニック [VHS]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1993年10月30日公開 

監督・脚本・編集: 矢口史靖
脚本: 鈴木卓爾/中川泰信
撮影: 古澤敏文/鈴木一博
音楽: うの花
出演: 芹川砂織/浅野あかね/Mr.オクレ/梶三和子/娘太郎/泉谷しげる/あがた森魚

 

 

Arika報告書v 

笑える不幸のオンパレード

洋画は見るんだけど、邦画はちょっとねって子、多いんじゃないかな。

でもこの映画を観たら考え方が180度変わると思う。

 

この物語のヒロイン・鈴木純子はごくごく普通の高校生だった。夏のある日、神様は彼女を捨てた。堰を切ったように降りかかる不幸・不幸・不幸の数々。キセルがバレる。おばあちゃんの家に行くとおばあちゃんが死んでいる。両親が事故にあう。おばあちゃんの骨をなくす。他人のお通夜にまぎれこんで家事を出す。サルモネラ菌にあたる。家に帰ると家がない。一家離散。BFの同棲を発見・・・・とにかくその不幸、不運の大きさも頻度も並みじゃない。

 

けれども日本一いや今世紀一不幸な少女を描きながらトーンはあくまでもあっけらかん。ドミノ倒しの如く遅いかかる不条理な不幸に笑って泣いてひきつって、あっというまの92分。日本映画ってこんなに元気で、毒気があって、楽しくて、過激で自由だってことを全身で感じてください。

 

ひみつの花園」「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督が93年に手掛けた劇場長編デビュー作。

 

純子役の 芹川砂織のチャーミングな不幸顔に拍手に。