@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

洋画「最強のふたり」

*出会うはずのなかった者同士の二人三脚!

ひとりは、スラム街出身で無職の黒人青年ドリス。

もうひとりは、パリの邸に住む大富豪フィリップ。

何もかもが正反対のふたりが、事故で首から下が麻痺したフィリップの介護者選びの面接で出会った。他人の同情にウンザリしていたフィリップは、不採用の証明書でもらえる失業手当が目当てというフザケたドリスに興味を持ち採用する。その日から相入れないふたつの世界の衝突が始まった。クラシックとソウル、高級スーツとスウェット、文学的な会話と下ネタ──だが、ふたりとも偽善を憎み本音で生きる姿勢は同じだった。互いを受け入れ始めたふたりの毎日は、ワクワクする冒険に変わり、ユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。だが、ふたりが踏み出した新たな人生には、数々の予想もしないハプニングが待っていた──。

何もかもが正反対の男同士が友情を育む過程を通して、障碍者に対する世間の同情、偽善に疑問を投げかけていく。人生はこんなにも予測不可能で、こんなにも垣根がなく、こんなにも心が躍り、こんなにも笑えて、涙があふれる──。出色は主演の2人。ともに本音で生きる彼らが心に通わせた瞬間、見せるとびっきりの笑顔に胸が熱くなる感動作。

 

最強のふたり (字幕版)
 

 

【キャスト】

フランソワ・クリュゼ

オマール・シー

アンヌ・ル・ニ

オドレイ・フルーロ

クロティルド・モレ

 

【スタッフ】

監督・脚本:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ

撮影:マチュー・ヴァドピエ

音楽:ルドヴィゴ・エイナウディ

編集:ドリアン・リガール=アンスー

プロデューサー:ニコラ・デュヴァル・アダソフスキ、ヤン・ゼヌー、ローラン・ゼトゥンヌ