@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

洋画『私がクマにキレた理由』

*親子の在り方に悩む人も多いでしょ。意外と深い作品!

大学を優秀な成績で卒業して、一流会社のエリート社員となろうとNYに向かったアニー。でも就職試験に失敗したアニーは、自分を見失い、ひょんなことからマンハッタンの超ゴージャスなセレブの家で息子の世話をする“ナニ―”(子守)として働くことに。雇い主でもある親のミスター&ミセスXは5歳の息子のお受験に必死だが、キホン無関心。自由なニューヨーク生活を夢見ていたアニーは、勝手なセレブ親子に24時間振り回されっぱなし。わがままなグレイヤーに手を焼きながらも絆を深め始めた頃、クビになってしまう。ブチ切れた感情をクマの人形にぶつけるアニーだが、中には監視カメラが仕掛けられていた!本音を爆発させ、キレてしまったアニーが見つけた未来とは?  曖昧な自分に決別するアニーを見て、あなたも明日に向かう元気と勇気をもらえるはず!! 

生意気だけど繊細な子供や、エリートの虚栄の生活に接しながら、ヒロインが成長してくというストーリーだが、非常にテンポよく、脚本もよくできている。またスカーレットヨハンセンの演技もとてもいいし、コスプレや、ハプニング的なお色気シーンもいやらしくなくとても魅力的。違う世界(=予想外の環境)に飛び込むことで、本当に自分に向いている人生を見いだせる…確かにそんなことってありますね。個人的にはすごく初心に帰らせられる思いで見た映画で、ほろっとしてしまう非常によくできた映画。

 

 

 

 

<キャスト&スタッフ>

アニー…スカーレット・ヨハンソン(小林沙苗)

ミセスX…ローラ・リニー(五十嵐 麗)

ミスターX…ポール・ジアマッティ(青山 穣)

リネット…アリシア・キーズ(小松由佳)

ハーバードのイケメン…クリス・エヴァンス(加瀬康之)

 

監督・脚本:シャリ・スプリンガー・バーマン/ロバート・プルチーニ

製作:リチャード・N・グラッドスタイン/ダニー・ウルフ