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@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

洋画『ハワーズ・エンド』

■理知的な姉と感情的な妹の生き方

アメリカ出身でありながらイギリスでイギリス的な映画を撮り続けるジェームズ・アイボリー。『眺めのいい部屋』『モーリス』でE・M・フォスター文学を美しく撮りあげたジェイムズ・アイボリー監督が三度フォスターの作品を映画化したのがこの『ハワーズ・エンド』。前二作と同じく古き良き時代の英国を舞台に、姉と妹のそれぞれの生き方と恋、妹の相手となり、運命に弄ばれる青年の悲劇、姉と別居「ハワーズ・エンド」をめぐる不思議なつながりなどが、格調高く美しい映像でかたられます。最終的にハワーズ・エンドは誰のものになる?と思って見ても面白い作品です。20世紀初頭のイギリス紳士・淑女のコスチュームや美しいイギリス特有の風景も見どころ。アンソニー・ホプキンス、ヘレナ・ボナム、カーター、エマ・トンプソン、ヴァネッサ・レッドグレープなど出演者も豪華。これまでの行儀が良すぎるアイボリー作品に比べ、人間のずるさや弱さを現実味のある形で見せた力作です。

 

 

ハワーズ・エンド [DVD]

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出演:

アンソニー・ホプキンス

ヴァネッサ・レッドグレーヴ

ヘレナ・ボナム・カーター,

エマ・トンプソン

など

 

監督: ジェームズ・アイヴォリー