@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

洋画『ベートーベン』

■犬のいる家庭のドタバタに幸福の図を見た!

『マイ・プライベート・アイダホ』で突発性昏睡症という奇妙な病気に悩まされるR・フェニックスがこんなことを言っていた。「犬がいる、そんな普通の家庭に育っていたら…」。アメリカ人の犬好きは有名だ。それは彼らが犬を最良の友達と考えているからだろう。昔、友達が米軍基地の近くのハウスに住んでいたことがある。その契約書にこう書いてあった。”猫は不可。犬は一匹ならOK”。庭には前の住人が置いていったらしい犬小屋があった。

アメリカ人は犬といっしょに過ごす子供時代の素晴らしさを誰よりも知っているのかもしれない。『べートーベン』は犬のいない家庭に押しかけペットとなった賢いセントバーナー犬=ベートーベンのお話である。この映画を見ると彼らがどんなに犬を愛してるかがよくわかる。初めての犬に一喜一憂するママと子供たち。犬嫌いのパパもやがて心を開いていく。「犬のいる家庭に育ちたかった」。リバー・フェニックスじゃないけど映画を見て私もそう思った。

 

 

ベートーベン [DVD]

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出演: チャールズ・グローディン、ボニー・ハント、ディーン・ジョーンズ、 ニコール・トム、 クリストファー・キャスタイル

 

監督: ブライアン・レヴァント