洋画『愛と死の間で』
■リーインカーネーション(転生)により巡り合う男と女の恋のゆくえは…
これはもう宣伝のうたい文句にも出ていて、別に秘密ではないので書きますとリーインカーネーション(転生)を扱ったサスペンス・ドラマです。といっても監督と主演がイギリスの俳優ケネス・プラナー(『ヘンリー5世』で知られる)なかで、適度な重圧さがあり、なかなか良くできている作品です。簡単に底が割れるB級サスペンスとは一味違うという感じがします。
そして現代はカラー、’40年代は白黒と切りかわるカメラも味わい深く美しい。イギリス人が撮っているせいか、普段目にするLAとは一味違うイメージです。’40年代後半のムードもよく出ていてゴージャスな雰囲気。
結局マイクは現在の彼女の正体と共に、過去の殺人事件の謎も解決するのですが、サスペンスの盛り上げ方も上手く楽しめる作品といえます。
出演:
監督: ケネス・ブラナー