劇場版『キカイダー REBOOT』
仮面ライダーと並び称せられる伝説のヒーローが、新たな姿と物語を得て再起動!
今も圧倒的な人気を誇るヒーロー・仮面ライダーと、かつて人気を二分したキカイダーが40余年の時を経てREBOOT=再起動。
1971年スタートの『仮面ライダー』に続き、同じ石ノ森章太郎の原作を経て翌72年にスタートしたのが『人造人間キカイダー』。もとは人間だったライダーと異なり、完全な機械=アンドロイドとして世に出たキカイダーは、機械ながらに心=良心回路を搭載されたことで、唯一無二の存在となった。善にも悪にも使われうる機械を象徴する、赤と青に分断されたデザイン。良心回路のおかげで人間と心を通じる一方、その感情が制限となって、機械としては十全に機能を発揮できないことに苦労する。機械と人間、機能と感情、完全と不完全、根底的な矛盾を併せ持つヒーロー像は、SFの王道でありつつ今も古びないテーマを内包している。
そうしたテーマのディスカッション劇として、さらにブラッシュアップされたアクション劇が本作『キカイダー REBOOT』。マンガ『仮面ライダーSPIRITS』でライダーのデザインを刷新したマンガ家・村枝賢一により、キカイダーと宿敵ハカイダーも新たな姿を得て蘇った。2人の戦いがどんな決着を迎えるのか、注目したい。なお、元祖ジロー役である伴大介は良心回路を発案した心理学者・前野究治郎として 登場し、危機に瀬したジローを救い、進むべき道を示唆する重要な役どころとして出演する。
ジャンル:特撮/アクション/ヒーロー
製作国:日本
製作年:2014年
初公開日:2014年5月24日
監督:下山天
アクション監督:田渕景也
脚本:下山健人
原作:石ノ森章太郎
音楽:吉川清之
キャスト:入江甚儀、佐津川愛美、池田優斗、高橋メアリージュン、鶴見辰吾、長嶋一茂、本田博太郎、原田龍二、中村育二、石橋蓮司、伴大介