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@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

洋画『生きてこそ』

■実話をもとに極限での人間ドラマ

 

1972年、ウルグアイの学生ラグビーチームを乗せた飛行機がアンデス山脈に激突し遭難した。機体は真っ二つにちぎれ飛ぶ。轟音と振動、訪れる静寂。そして雪景色の中に広がる地獄絵。その中で奇跡的に33名が生存。しかし、3400メートルの高山。零下40度の気温。傷ついた者は次々と命を失っていった。チームキャプテンをリーダーに救出を待つが、食料が尽き、数日後捜索は打ち切られたことが判明する。そして72日後、16人が生還を果たした。”奇跡の生還”と全世界を駆け巡ったこのニュースは、やがて衝撃のニュースへと。絶望と飢餓に襲われた彼らは、仲間の屍を食して生き延びたことが明らかになったからだ――。72日間を生き延びて奇跡の生還を果たした16名の若者たち。ドキュメンタリー「人肉で生き残った16人の若者/アンデスの聖餐」(75)でも描かれた1972年の旅客機墜落事故を、20年後にハリウッドが映画化。極限のサバイバルをセミドキュメンタリー・タッチで描く。SFXを駆使した墜落場面はあるものの、飛行機の墜落シーンを始め、リアルな絵造りが最大のポイントで、セットではなく実際にカナダ西部の3000メートル級の雪山で撮影されたシーンの重みには圧倒される。当時の生存者がアドヴァイザーを務めた功績は大きい。監督はスピルバーグの盟友フランク・マーシャルイーサン・ホーク、ヴィンセント・スパーノらヤングスターたちの演技が大いに評判となった。

 

生きてこそ (字幕版)

生きてこそ (字幕版)

 

 

ジャンル:ドラマ

製作国:アメリカ

製作年:1993年

初公開日:1993年5月29日

上映時間:126分

 

出演: イーサン・ホーク, ビンセント・スパーノ, ジョッシュ・ハミルトン

監督: フランク・マーシャル