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@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

洋画『ぼくの伯父さんの休日』

■お洒落なセンスとユーモア溢れる脚本で、本国はもちろん日本でも絶大な人気を誇る作品。

 

嬉しいことに、昨日紹介した『ぼくの伯父さん』のユロ氏が活躍する作品は他にもあります。『ぼくの伯父さんの休日』は、バカンス客でにぎわう海岸のホテルを舞台に、またも悪気はないのに騒動を巻き起こすユロ氏のお話。ジャック・タチ監督が自作自演するおとぼけ風刺コメディ“ユロ氏”シリーズの記念すべき第1作。日本では第2作『ぼくの伯父さん』の方が先に公開されたため、このような邦題がつけられているが、本作のユロ氏は誰の伯父さんでもない、ただのおじさんである。セリフはほとんどなくパントマイム的演技に終始しながら、いかに自分が異分子であるかを際立たせていく姿が実に面白く、また日常スケッチを淡々と描きながら、そこはかとないおかしみを醸し出すひょうひょうとしたタチ演出のセンスの良さ。時が経てば経つほど新たなファンが増えていくという、今や伝説的名作です。

 

 

 

出演: ジャック・タチ, ナタリー・パスコー, ルイ・ペロー

監督: ジャック・タチ