@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

洋画『ぼくの伯父さん』

■お洒落なセンスとユーモア溢れる脚本で、本国はもちろん日本でも絶大な人気を誇る作品

 

短めのコートに帽子、パイプを加え、いつもステッキがわりにコウモリ傘を持って歩くユロ伯父さん。人が良くってのん気だけれど、いつもちょっぴり間が悪くって、行く先々で騒動を起こしてしまう。ユロ伯父さんは変わり者の独り者。プラスティック工場社長でモダンな邸に住んでいる姉婿のアルペル氏夫人にとっては、厄介者。甥っ子のジェラールは、そんな伯父さんのことが大好きだ。何とか一人前の男にしようと画策するアルペル氏はユロ伯父さんに仕事や女性を紹介しようとするが・・・。

1958年度米アカデミー賞最優秀外国語映画賞、同年カンヌ国際映画祭特別賞受賞作。モダンでお洒落なフレンチコメディーの傑作。兄夫婦の家のハイテクぶりは目を見張るほど斬新。親しみやすいテーマ曲も思わず口ずさんでしまいそう。どこかとばけたユロ伯父さんの愉快なそのキャラクターの虜になってしまった方も多いのではありませんか? 

 

 

 

■キャスト

ジャック・タチ ジャン・ピエール・ゾラ アラン・べクール

■スタッフ

監督・脚本・台詞:ジャック・タチ

撮影:ジャン・ブルグワン

音楽:フランク・バルセリーニ、アラン・ロマン

美術協力:ジャック・ラグランジュ