@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

邦画「明日の食卓」

実力派女優3人の熱演が光る人間ドラマ✨

 

菅野美穂高畑充希尾野真千子が、”石橋ユウ”という同じ名前を持つ小学5年生の息子を育てる母親を演じた人間ドラマ。神奈川、大阪、静岡で暮らす3人の母親たちが直面する問題を通し、些細なことで崩れていく幸せの脆さを描く。『糸』(2020)の
瀬々敬久監督がメガホンを取った。原作は椰月美智子による同名小説。

 

神奈川在住のフリーライター・石橋留美子(菅野)は、カメラマンの夫を持つごく普通の母親。大阪在住のシングルマザー・石橋加奈(高畑)は、アルバイトを掛け持ちしながら息子を育てている。静岡在住の専業主婦・石橋あすみ(尾野)は、息子は息子は優しくていい子だと信じていた。しかし、それぞれの家庭に変化が表れ、彼女たちの幸せが揺らいでいく。

 

「石橋ユウ」という同姓同名の息子を持つ、住む環境も場所も異なる3人の母親を通し、息子を愛する一方で孤軍奮闘する母親が追い詰められる姿を描く

 

 

 

2021年5月28日に公開

監督は瀬々敬久 

主演は『ジーン・ワルツ』以来、10年ぶりの映画主演作となる菅野美穂

 

登場人物

静岡在住・石橋家🏠
石橋あすみ〈36〉
専業主婦。
石橋太一
あすみの夫でサラリーマン。
石橋優〈8〉
あすみと太一の一人息子で小学3年生。

神奈川在住・石橋家🏠

石橋留美子〈43〉
フリーライター
石橋豊
留美子の夫でフリーカメラマン。
石橋悠宇〈8〉
留美子と豊の長男で小学3年生。
石橋巧巳〈6〉
留美子と豊の次男で小学1年生。

大阪在住・石橋家🏠

石橋加奈〈30〉
フリーター。
石橋勇〈8〉
加奈の一人息子で小学3年生。

 

キャスト

スタッフ

  • 原作:椰月美智子『明日の食卓』(角川文庫刊)
  • 監督:瀬々敬久
  • 脚本:小川智子
  • 主題歌:tokyo blue weeps「Motherland」
  • プロデューサー:大瀧亮、竹内健
  • 協力プロデューサー:小林剛
  • ラインプロデューサー:鶴岡智之
  • 監督補:菊池健雄
  • 撮影:花村也寸志
  • 照明:志村昭裕
  • 録音:髙田伸也
  • 美術:中川理仁
  • 編集:今井俊裕
  • VFXスーパーバイザー:立石勝
  • タイトルデザイン:赤松陽構造
  • 音楽:入江陽
  • 音響効果:大塚智子
  • 衣装:岩堀若菜
  • ヘアメイク:小出みさ
  • キャスティング:橋口一成
  • 制作担当:丸山昌夫
  • 宣伝プロデューサー:筒井史子
  • 配給:KADOKAWAWOWOW
  • 制作プロダクション:トラヴィス
  • 製作幹事:WOWOW
  • 製作:「明日の食卓」製作委員会(WOWOWKADOKAWAKDDI、トラヴィス

 

 

原作

明日の食卓 (角川文庫) 文庫 – 2019/2/23

息子を殺したのは、「私」ですか?

静岡在住、専業主婦の石橋あすみ。神奈川在住、フリーライターの石橋留美子。大阪在住、シングルマザーの石橋加奈。小学3年生の「石橋ユウ」を育てるそれぞれの母親たちは、慎ましくも幸せな家庭を築いていたが、些細なことをきっかけに、その生活は崩れ始める。そんなある日、「イシバシユウ」虐待死のニュースが報道され―。ユウを殺したのは、私ですか?どこにでもある家庭の光と闇を描く衝撃作。

 

👩椰月 美智子:1970年神奈川県生まれ。2001年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞し、02年にデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞を受賞。17年『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞を受賞。著書に『フリン』『るり姉』『消えてなくなっても』『伶也と』『14歳の水平線』『その青の、その先の、』『見た目レシピいかがですか?』『つながりの蔵』などがある。

 

外部リンク