@ Cinema Port

こころにひびく映画紹介

洋画「ドライブ・マイ・カー」

作家・村上春樹の同名短編小説を映画化した話題作。

この運命から、目を逸らさない――。

第74回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞! 原作:村上春樹×主演:西島秀俊×監督:濱口竜介
妻との記憶が刻まれた車。聴けなかった秘密。辿りつく場所――。

 

ドライブ・マイ・カー インターナショナル版 [Blu-ray]

 

【あらすじ】
舞台俳優であり演出家の家福(かふく)は、愛する妻の音(おと)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去を抱える寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。悲しみと“打ち明けられることのなかった秘密"に苛まれてきた家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく――。


【キャスト】
家福悠介:西島秀俊
渡利みさき:三浦透子

家福音:霧島れいか
イ・ユナ:パク・ユリム

コン・ユンス:ジン・デヨン

ジャニス・チャン:ソニア・ユアン
アン・フィテ

ペリー・ディゾン

柚原:安部聡子
高槻耕史:岡田将生

【スタッフ】
監督:濱口竜介
原作:村上春樹 「ドライブ・マイ・カー」 (短編小説集「女のいない男たち」所収/文春文庫刊)
脚本:濱口竜介 大江崇允
音楽:石橋英子
製作:『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
製作幹事:カルチュア・エンタテインメントビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント 配給:ビターズ・エンド

 

【作品ポイント】
■第74回カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞! 同映画祭、国際映画批評家連盟賞 AFCAE賞 エキュメニカル審査員賞 受賞!脚本賞は、日本人・日本映画での受賞はカンヌ国際映画祭史上初。濱口竜介監督と、共同脚本の大江崇允さん二人へ贈られた。加えて、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞し、4冠獲得の偉業を果たした!

■原作:村上春樹×主演:西島秀俊×監督:濱口竜介
原作は、村上春樹による珠玉の同名短編小説。この作品に惚れ込み映画化を熱望し、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる気鋭・濱口竜介監督。
これまで、カンヌ映画祭コンペティション部門に選出『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞受賞を果たした短編集『偶然と想像』、脚本を手掛けた『スパイの妻<劇場版>』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台でその名を轟かせてきた。
主人公の家福を演じるのは日本映画界に欠かせない名優、西島秀俊。ドライバーのみさきを三浦透子が演じるほか、岡田将生霧島れいか、と実力派俳優陣が集結した。

■映画オリジナルの要素を加えながらも、原作の精神を受け継いだ驚異的な脚本と胸に迫る演技が導く、想像を超える圧巻のラスト。亡き妻の秘密を辿る果てに浮かび上がるものとは――。

 

f:id:zatugaka_arika:20121104030959g:plain第74回カンヌ国際映画祭脚本賞ほか全4冠獲得の偉業をなした作品です。舞台俳優であり演出家の家福は、愛する妻の音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世を去ってしまいます。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去を抱えるドライバーみさきと出会います。悲しみと秘密に苛まれてきた家福は、みさきと過ごす中であることに気づき――。ロケ地になった広島の街並みや風景も素晴らしい作品です。

 

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