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こころにひびく映画紹介

劇用版アニメ「名探偵コナン緋色の弾丸」

謎に包まれた一族、赤井ファミリーが終結

🌸危険な秘密をまとう”赤井一家(ファミリー)”終結の時ーーー!

 

青山剛昌の原作コミックをアニメ化した大人気シリーズをアニメ化した大人気シリーズの劇場版。名探偵コナン 緋色の弾丸』(めいたんていコナン ひいろのだんがん)は、2021年4月16日公開のアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの24作目にあたる。事件のカギを握るメインキャラクターとして、現FBI捜査官で狙撃のスペシャリストである赤井秀一が登場し、謎に包まれた赤井一族が集結する。ゲスト声優は、物語の重要なカギを真空超電導リニアのスタッフで客席担当・石岡 エリー役の浜辺美波

 

世界最大のスポーツの祭典、その記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。開会式に合わせて、日本の技術を総集結した”真空超電導リニア”が東京に新設される芝駅と新名古屋駅間に開通されることが発表された。しかし、世界の注目が集まる中、名たる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生する。会場が突然停電し非常灯が点いた時には園子の父・史郎の姿が消えていた。停電中に青白い火花を目撃したコナンは、鈴木会長はスタンガンで気絶させられ拉致されたと推測し、犯人が会長の身柄を連行するために食事を乗せていたカートを使用したため、元太が食べ物の匂いを辿って無事に会長を発見する。しかし会長には拉致される前後の記憶がなかった。

 

捜査にやって来た日暮たちによると、同じくWSGスポンサーである三塚製菓会社の社長の身にも同様のことが起きていたという。コナンは、15年前アメリカでも同様にWSGのスポンサーが拉致される事件が起きており、3人目の被害者は殺害され、FBIによって解決したことを知る。その裏には事件を監視する赤井秀一(声=池田秀一)の姿があった。FBIとして事件を追う赤井秀一から捜査協力を頼まれたコナンは、WSG東京のために建造された「真空超電導リニア」が発車する名古屋で次の事件が起きると推理し、3人目の標的と目されるジョン・ボイドを護衛するため園子のツテを利用してリニアの体験乗車に参加することを決める。

 

一方、MI6から密命を帯びた世良真純とメアリー・世良も、名古屋へ行く計画を立てていた。また、羽田秀吉は名古屋での仕事のついでに宮本由美をデートに誘い彼女を家族に紹介しようとしていた。コナンは、ジョンから事件の調査を頼まれた小五郎と蘭、灰原と共に名古屋を訪れ、赤井や真純と協力して犯人を探し出そうとするが、そこには用意周到な犯人の罠が待ち受けていた。

 

🔓本作のキーパーソン…赤井一族

赤井秀一(あかい しゅういち) / 冲矢昴(おきや すばる)

声 - 池田秀一(赤井) / 置鮎龍太郎(沖矢)

本作のキーパーソン❶。新一に匹敵する推理力を持つアメリカの連邦捜査局 (FBI) に所属する捜査官。凄腕の狙撃手であり、截拳道の達人でもある。かつて黒の組織への潜入捜査を行っていたが、スパイであることが露見したため、FBIへ戻った。組織に対して死を偽装し、現在は表向きは東都大学大学院工学部博士課程の大学院生を称し、「沖矢昴」という架空の人物に変装している。新一の母・工藤 有希子と阿笠博士による協力のもと、工藤邸に居候している。コナンには伝えていないが、その正体を密かに新一と知る数少ない人物の1人。昴の姿では普段コナンを「コナン君」と呼んでいるが、本作では昴の姿でも秀一の時同様「ボウヤ」と呼んでいる。

 

世良真純(せら ますみ)

声 - 日髙のり子

本作のキーパーソン❷。蘭の同級生で女子高生探偵。推理力に優れ、截拳道の使い手でもあり、その実力は空手の達人である蘭と互角。赤井秀一実妹で、彼を「秀兄」(しゅうにい)と呼んでいる。コナンは必死に誤魔化しているが、その正体を新一と確信している。メアリーと共に密かにジョンを護衛していたが、拉致されたジョンを追って辿り着いた倉庫で沖矢に変装した赤井と対峙する。

 

羽田秀吉(はねだ しゅうきち)

声 - 森川智之

本作のキーパーソン❸。六冠の称号を持つプロ将棋で宮本由美の彼氏。名前が羽柴秀吉に似ていることから、「太閤名人」の愛称で親しまれている。冴えない印象を周囲に与えるが、優れた記憶力と洞察力を持つ。赤井秀一実弟にして世良真純のもう1人の実兄であり、彼女からは「吉兄」(きちにい)と呼ばれている。高校卒業後に羽田家の養子となった。義兄の羽田 浩司は何者かに殺害されており、黒の組織のAPTX4869投与者リストに名前が載っている。名古屋に新しく完成する将棋会館の担当責任者として名古屋を訪れた際、由美を呼んで家族に紹介しようとするが、諸々の事情により失敗し、仕事中の秀一と偶然出会い協力し、犯人追跡に貢献した。

 

領域外の妹 / メアリー・世良(りょういきがいのいもうと / メアリー・せら)

声 - 田中敦子

本作のキーパーソン❹。真純と共にホテル生活を送る少女で、コナンに目撃されたため聞かれた時の対策として「(真純の)領域外の妹」と答えるように真純へ指示しているが、本名はメアリー・世良。その正体は赤井秀一、羽田秀吉、世良真純の3兄妹の母で、イギリスの秘密情報部 (MI6) に所属するエージェントだが、夫の赤井務武に会うため1人でロンドンへ行った際に務武に変装していたベルモットにAPTX4869を飲まされ幼児化している。頭脳明晰で冷静な分析力を持ち、身体能力も高い。コナンの正体を新一と確信しつつも警戒している。MI6の任務でイギリスの要人であるジョンを陰ながら護衛すべく名古屋入りするが、その途中でコナンと電話のやり取りをしていた沖矢を見かける。拉致されたジョンを追って途中まで真純と行動を共にしていたが、同じくジョンを追ってきたコナンと鉢合わせしそうになったため真純と一旦別れ、イギリス側のエージェントらしき男たちの車に乗って東京に戻った。

 

🔑物語の重要なカギを握る人…石岡 エリー

石岡 エリー(いしおか エリー)

声 - 浜辺美波

物語の重要なカギを握るオリジナルキャラクター。真空超電導リニアのスタッフで客席担当。25歳。自称「リニアのアイドル」で明るい性格の持ち主だが、サプライズ演出を事前に話してしまうなど抜けている一面もある[32]。また、ぶりっ子でオーバーリアクションな一面も見せるため、コナンたちから苦笑されることもある

 

スタッフ

音楽

主題歌

永遠の不在証明
作詞・作曲 - 椎名林檎 / 歌 - 東京事変

 

概要

2019年12月4日に『週刊少年サンデー』2020年1号の誌上で2020年4月17日公開であることが発表され、公開されたビジュアルには江戸川コナン赤井秀一羽田秀吉世良真純メアリーらが“赤”に染まった姿のほか、秀吉の恋人である警視庁交通部宮本由美も描かれた

 

第20作『純黒の悪夢』で劇場版に本格的初登場となったFBI所属の赤井が、本作で5年ぶりにメインキャラクターとして登場。真純は初登場の第18作『異次元の狙撃手』以来7年ぶりの登場で、前回同様に本作でもストーリーの中心人物の1人として活躍する。

 

秀吉とメアリーは劇場版初登場で、由美も第10作『探偵たちの鎮魂歌』で登場済みであるが、この時は台詞なしだったため、本格的には秀吉やメアリー同様に本作が初登場となる。この3人も赤井や真純と共に、本作でストーリーの中心人物として活躍する。また、鈴木園子の母である鈴木朋子と『コナン』本編中の特撮番組ヒーローである仮面ヤイバーも劇場版初登場となる。

 

真純と同じく『異次元の狙撃手』が初登場の赤井の変装した姿である沖矢昴も、同様に本作で7年ぶりに登場するが、『異次元の狙撃手』の公開時点では沖矢が赤井と同一人物であることは完全には判明しておらず、同作のラストシーンにて台詞で明かされたのみだったため[8]、沖矢が赤井の変装した姿であることが判明して以降の登場は本作が初となる。また、赤井の同僚であるFBI捜査官のジョディ・スターリングジェイムズ・ブラックアンドレ・キャメルは、赤井と同様『純黒の悪夢』以来5年ぶりに登場する。さらに、由美の親友でもある警視庁捜査一課佐藤刑事と、その恋人の高木刑事および目暮警部白鳥警部(声なし)、千葉刑事は、第22作『ゼロの執行人』以来3年ぶりの登場となり、園子の父で鈴木財閥会長の鈴木史郎も、第3作『世紀末の魔術師』以来22年ぶりに劇場版2度目の登場となる

 

脚本を担当した櫻井武晴は当初、秀一をメインに据えて脚本を書いていたが、原作の青山剛昌が秀吉と真純の出番を増やしたため、櫻井から「赤井秀一ではなく、赤井一家の話」だと指摘され、赤井一家が全員メインとなる作品になった

 

本作は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、従来のプロモーションの予定からの大きな変更を余儀なくされ、公開日も当初予定していた2020年4月17日から1年間の延期が決まった後、2021年4月16日になると発表された

 

 

 

 

外部リンク